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11章:〜夜の光〜
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11章:〜夜の光〜
あの後2時頃までみんは私の誕生日パーティーをしてくれた。
ゆうから連絡はなかった。
家の鍵も取り上げてしまったし、昨日しゅんと待ち合わせの時も家にゆうの姿はなかった。
なんだか、ひどいことをしてしまった気がした。
だけどあのまま一緒にいても、自分がどんどん嫌いになりそうだった。
やっぱり、環境を変えるって大切なのかもしれない。
ピンポーン
「はいー」
しゅんが、エントランスを解除し次々を荷物を運びこまれた。
その荷物をどんどんてっちゃんと、しゅん、私で片づけていく。
間接照明などを置き、本などを片付けていると封筒が落ちた。
「ん?なんだこれ?」
しゅんが拾い、私に差し出した。
「ゆうより、って書いてあるけど・・・」
「後で読むから、テーブルの上に置いといて」
「はいよー」
ゆうはきっと私が家を出る前に本の所に入れておいたんだ。
広い部屋をひたすら行ったり来たりしながらなんとか、片付けを終え一服していた。
てっちゃんは、片付けが終わると帰って行った。
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