ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:〜優しい海〜 (1/6)

8章:〜優しい海〜

「マネージャーさんに話して明日の撮影ばらしてもらったから。ゆっくり休めってさ」
「そう」
ゆうは私が薬を抜いている時に、マネージャーに電話をしてくれていた。
私とゆうは処置室から出て、受付にいた。
「ゆう、ありがと」
「・・・いいんだ。さ、帰ろう?」
「うん」
まだ少しふらつき眠気が残っていたが、家に着くなり煙草を吸った。
そして長い溜め息をした。
「何か食べたい物あるか?」
「ない」
「・・・なあ、明日海行こうか!」
ゆうがオーディオのスイッチを入れ、部屋に私の好きなバラードの洋楽が流れた。
煙を吐きながら答えた。
「海?今冬だよ」
「連れて行きたいんだ」
うちにはスピーカーが天井に2つ、さらにソファの横に2つあったから、音楽がよく響いている。
「まあ、いいけど・・・」
「よし!決まり!」
と、はしゃぎながらゆうは言い、さっそくレンタカーの予約をしていた。
そして私の横に座り煙草に火をつけた。
ゆうの煙草の匂いが、気分を落ち着かせた。
「あたしもその煙草に変えようかな・・・」
「ん?これ?どして?」
「なんかその煙草の匂い落ち着くの」
「はい」
そういい、ゆうは煙草を1本私に差し出した。
火をつけ肺の奥まで吸い込んだ。
落ち着く・・・。安定剤みたいだ。
92 /291

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

Alive ©著者:Yuria★

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.