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7章:〜赤い線〜
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死にたかった。
でも死ねなかった。
全ての事が重荷だった。
強がっている自分も、作り笑いが上手な私も、スタイル抜群な私も、ダイエットなんてしたことがない私も、泣きたい時に泣けない自分も、弱音を吐けない自分も、ゆうが優しすぎることも、田村店長のことも、しゅんのことも、全てが嫌だった。
自分が大嫌いだった。
田村店長が亡くなってから、私の何もかもを奪い去っていってしまったように思えた。
今更自分で切った左手がジンジンと痛み出した。
もう、生きていたくなかった。
これ以上耐えられなかった。
この時の私は薬やアルコールに逃げてばっかりだった。
でもそんなものはまやかしで、時間が経てば覚める。
根本的に解決なんてしない。
そもそも、自分と向き合おうとしていなかった。
いや、向き合うことが怖かったのかもしれない。
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