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10章:人生で初めてモテた。
ミミとよく飲みに行っていたメンズパブ。
クラブジェイ(仮名です)
スタッフはみんなモテモテだった。
私やミミは男に興味はなくナンパされてもごめんなさい状態で女同士で楽しんでた。
ジェイは人気店で女の子たちは目当てのスタッフとなんとか一緒に帰ろうと必死に。
閉店間際になると誰が最後まで残るかのせめぎ合い。
不思議と私とミミはスタッフと色恋ナシで仲良くなっていて、帰りにラーメン食べようとか焼肉屋に行こうとか誘われる事が結構あった。
たぶんスタッフも女の争いに疲れてたんだと思う。
ギラギラした女たちに狙われる男ってのも大変なんだな。
ジェイには次々と新人も入る。
でも熱気に押されて勤まらなく辞める人も多かった。
色んな要望を押し付けてくる女たちをあしらう事も仕事、機嫌よく飲ませてもらうのも仕事。
女に好かれないとビールを飲ませてもらえない。
たまに新人が冷たい洗礼を受けていた。
お気に入りスタッフだけにビールご馳走。
新人は無視。
私とミミはそんな新人が入る度に可哀想で「ビール飲む?」ときっかけをあげていた。
女って結構シビアだよね。
なのにホストで煽られて高額使ってしまう。
ジェイの常連女たちは最強だったからホストでも手こずると思う。
そんな時に新人スタッフが入った。
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