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9章:日本一のテクニシャン由羅の舌技 (1/10)

9章:日本一のテクニシャン由羅の舌技

精の飛沫が粘り着いた唇を閉ざして喉を突き出し、目を閉じてゴクリとザーメンを飲み干したゆかりが、調所に目線を合わせて微笑んだ。


ゆかり「気持ち良かったですかぁ?」


調所「ああ、最高だったよ。

君は小島先生を超えたね。」


パチパチ〜


突如後ろから聞こえた拍手に反応したゆかりが振り向いた。


西郷「ゆかりどん!

よく頑張ったでごわす!

でも、見たくなかったどす。」


拍手の主は西郷だった。


ゆかり「あ、西郷君、ありがとう。

はぁ〜、西郷君にこんなとこ見られちゃったなぁ。」


羞恥を乗り越えて健闘したゆかりだったが、男友達の前では披露したくなかったと、溜息まじりに言った。


由羅「ゆかりちゃん、よく頑張ったね。

私負けちゃうかも。」


ゆかりの健闘に喜び、おだてる由羅にそっと近づいた優子は、腕を組んで険しい顔で向かい合い、あのことについて容赦なく迫った。


優子「由羅さん、あなた、彼女を風俗に売ってない?」


大和「優子!!

口を慎みなさい!」


西郷「ど、どうゆうことでごわすか?」


ゆかり「優子先生…。」


注意を促す大和と困惑するゆかりとは裏腹に、感情を表に出して反論したのが、フィアンセの島津だった。


島津「ば、バカを言うな!

由羅がそんなことする訳ないだろう!」


鼻白む気持ちが先にあるような眼差しを向けた由羅に、優子は根掘り葉掘りと想念を投げつけた。


優子「あれは完全に玄人のテクニックです。

どこかのお店で鍛えられなければ、あれだけのことは出来ません!

本当の事言って下さい。

あなた何か知っていますよね?」


優子の詰問にこうべを垂れて考え込んでいた由羅が、すぐに頭を上げてニコリと微笑み、柔和な口調で言葉を返した。


由羅「それは誤解です。

確かに、女の子同士ですから、そうゆうお話もしたり、道具も使って訓練もしました。

ですから、それをきっかけにゆかりちゃんも一生懸命お勉強していたようですので、その成果が実ったのではないですか?」


優子「本当なの? ゆかりちゃん。」


ゆかり「はい、由羅先輩のおっしゃる通りです。

優子先生、信じて下さい。」
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三人の女豹女教師 ©著者:小島 優子

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