翌日早朝、長野ICからほど近い場所に位置する松代町を訪れた。

ここはかつて、長野県埴科郡（はにしなぐん）に存在していた町だが、昭和４１年に長野市と合併して長野市松代町となった。

この松代には、江戸時代の藩主、真田家の暮らしぶりが見られる「真田邸」や、松代藩の藩校「文武学校」を始め、武田信玄により川中島の戦いに備えて築城された「海津城（松代城）」のような戦国時代の城跡も残る史跡の町だ。

そして、この松代が生んだ偉人の一人が、坂本龍馬などの幕末オールスターを門下生に持ち、倒幕のきっかけを作ったと言われる佐久間象山だ。

ここ松代は、佐久間象山を祀る「象山神社」や、象山ゆかりの品々を集めた「象山記念館」も見所のひとつなので、戦国ファンから幕末ファンまで挙って訪れる場所だ。