3章:北の国から (26/26)

誰だ？
　
　
　
ナイアーラトテップ｢もう忘れたか？
　
　
ナイアーラトテップだ。
　
　
不様だなゲス神。｣
　
　
　
うるさい。
　
　
　
ナイアーラトテップ｢どういう訳かわからんが。
　
　
俺は無から一時的に復活したようだ。
　
　
多分この新たな世界のせいだろう。
　
　
しかし、こんな奴に手こずるなんて馬鹿か？
　
　
お前は俺を倒したんだぞ？
　
　
しっかりやれよ。｣
　
　
　
この世界の理が邪魔なんだボケ。
　
　
ナイアーラトテップ｢それなら理から外れろ。
　
　
お前には前世の記憶だけじゃなく、エイボンの書の知識があるだろ。
　
　
忘れたか？
　
　
魔王は神の一種にすらなれる存在だったのを？
　
　
俺は俺を倒したお前が憎い。
　
　
だがこんなとこでこんな雑魚に負けるのは許さない。
　
　
お前は俺の屍の上を歩いている。
　
　
負ける事は許さないぞ。｣
　
　
うっせぇ馬鹿。
　
　
負けたなら俺に力を少し貸せ！
　
　
　
ナイアーラトテップ｢少しだなんて言わずに全部やる。
　
　
どうせ俺はすぐ消える定め。
　
　
　
目覚めろゲス神。
　
　
外なる神として！
　
　
よいせぇっ！｣
　
　
　
　
………………