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3章:北の国から (25/26)


魔王ゲス太郎「少しパワー上がっただけで俺に勝てると思うなよ!」
 
 
 
再び俺はカネスキーとの間合いを一気に詰め…ぶん殴る!
 
 
グチャッ 
 
 
魔王ゲス太郎「ぐへっ!?」
 
 
 
俺の腕がカネスキーの体にめり込むが、カネスキーの体から飛び出す体液が俺にかかる。
 
 
 
魔王ゲス太郎「抜けねぇっ!
 
 
くせぇっ!」
 
 
 
腕を引き抜こうとするが抜けない!
 
 
むしろ抜こうとするとビシャビシャと体液が飛び出して来やがる!
 
 
 
不浄の魔王カネスキー「痛みこそ最高の快楽。 
  
 
貴様も少しは味わうといい。
 
 
死に繋がる痛みを。」
 
 
 
魔王ゲス太郎「うえぇ…」
 
 
 
体液がかかった場所が激しく痛む!
 
 
そればかりか吐き気まで…
 
 
血!?
 
 
俺は血を吐き出しているのか!?
 
 
 
不浄の魔王カネスキー「腐食だ。
 
 
今まさにお前は俺の体液により外も中も腐り始めてる。
 
 
苦しい?痛い?
 
 
気持ちいいだろ?」
 
 
 
ガン!
 
 
 
脳天に衝撃が走る。
 
 
意識もってかれそうだ!
 
 
野郎力任せにぶん殴り始めやがった!
 
 
魔王ゲス太郎「ぐうぅぅっ!」
 
 
 
「見てられないなゲス神。」
 
 
 
朦朧とする頭の中で聞き覚えのある声が響く。
 
 
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ゲス神伝説 ©著者:エコー

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