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1章:白菜くん。
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『白菜くんというのは・・・』
ぐすん、と鼻をすする女教師。
『実は、歯が臭かったから歯臭いくん・・・だった・・・ん・・・で、すっ・・・』
嗚咽。
うああああ、まじか、まじでか!
おっま、それ、イジメやないかい。
あかんやつ、あかんやつやそれ!
『だから・・・先生は思うんです・・・ひっく。』
なんで泣く。
1番泣きたいのは、そして今泣くべきは思春期真っ只中の私たちではないのか教師よ!
そこから途切れる記憶。
多分、その教師の言うことがとてつもなく意味がなくて忘れてしまえ!と、脳内処理班が消去してしまったと思われるこのお話し。
だから、なにかっていうと
多分他人にあだ名はいけませんよ
みたいな内容だったんだろうなと思います。
当時、タラコというあだ名だったおかん少女は
もうこの話しが戦慄だったのだと思います。
脳内リピート率がハンパななく、年に1度は思い出すという白菜くん事件。
そして、知らず知らずとはいえ、教師がイジメに加わって生徒を泣かせた
という贖罪、&、だからどうした事件。
歯磨きをしてなかったであろう、白菜くん
うん、君の罪はね
単なるモノグサ。
私の罪はね、それを思いやれるだけの度量の無さ。
そして一番罪なのは、だからなんなんだよ!
という、数十年前の出来事を未だに記憶に留めた教師。
きっとこの先。
何年経っても、白菜を食べる度に思い出すんだろうなあ・・・
白菜くん、顔も知らないけど。
爽やか3組のみんななら。
この問題、どう議論したんだろうか?
と。
爽やかというには程遠い、おかんの記憶でございました。
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おかんの戯れ言徒然日記 ©著者:虹色そら
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