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1章:白菜くん。 (6/6)


『白菜くんというのは・・・』

ぐすん、と鼻をすする女教師。



『実は、歯が臭かったから歯臭いくん・・・だった・・・ん・・・で、すっ・・・』




嗚咽。




うああああ、まじか、まじでか!


おっま、それ、イジメやないかい。


あかんやつ、あかんやつやそれ!


『だから・・・先生は思うんです・・・ひっく。』




なんで泣く。


1番泣きたいのは、そして今泣くべきは思春期真っ只中の私たちではないのか教師よ!



そこから途切れる記憶。



多分、その教師の言うことがとてつもなく意味がなくて忘れてしまえ!と、脳内処理班が消去してしまったと思われるこのお話し。


だから、なにかっていうと
多分他人にあだ名はいけませんよ
みたいな内容だったんだろうなと思います。


当時、タラコというあだ名だったおかん少女は
もうこの話しが戦慄だったのだと思います。



脳内リピート率がハンパななく、年に1度は思い出すという白菜くん事件。



そして、知らず知らずとはいえ、教師がイジメに加わって生徒を泣かせた


という贖罪、&、だからどうした事件。



歯磨きをしてなかったであろう、白菜くん


うん、君の罪はね
単なるモノグサ。



私の罪はね、それを思いやれるだけの度量の無さ。



そして一番罪なのは、だからなんなんだよ!


という、数十年前の出来事を未だに記憶に留めた教師。



きっとこの先。



何年経っても、白菜を食べる度に思い出すんだろうなあ・・・


白菜くん、顔も知らないけど。





爽やか3組のみんななら。



この問題、どう議論したんだろうか?



と。



爽やかというには程遠い、おかんの記憶でございました。



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おかんの戯れ言徒然日記 ©著者:虹色そら

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