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8章:ハートのエース
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8章:ハートのエース
彼の頷きに喜んだ彼女は、弄ぶように揉んでいた睾丸にしゃぶりつき、口腔で汗を吸い取るかのようにグチュグチュと泡立てた。
さらに睾丸を撫でていた左手をアナルに移動させ、人差し指を深く突っ込んだ。
「ぐわっ!
や、やめろ!」
初めて指をアナルに挿入された彼は激痛に襲われ、反射的に左手を振り払った。
彼女は恥部に奥深くまで挿入させた人差し指を突き出し、唇が唾液の海に染まった麗しい笑みでそれをしゃぶった。
「お、お前、何しゃぶってんのか、わかって・・・。」
この時、彼女の大きなネコ目は涙に淀んでいた。
これはイラマチオで咽せたものではない別の涙であると確信していた。
彼女は両手で乳首を摘み、またしても上半身に鎖をかけて睾丸をしゃぶりだし、根元からてっぺんまでゆっくり裏筋を舐めあげて、カリ首に舌を慄わす。
舐め上がるたびに肉茎に浮き出た血管がビクビクと反応し、彼女の舌が通ったあとは、ナメクジが這ったような白い粘液を跡付けしていた。
再度咥え込み、肉茎の真ん中までバキューム音を響かせながら激しくストロークしてラストスパートにかかった。
ストロークの途中、タイミングを見計らって根元までイラマチオしてグチュグチュ音立てる。
この繰り返しが男性を桃源郷へと導くことを彼女は知っていた。
「ハァ、ハァ、ハァ・・・、
気持ちいいよ、ゆかり・・・、
最高だよ、ゆかり・・・。」
何故だろうか?
男性陣は性感のツボを刺激されると、自然に相手の名前を連呼してしまうのは?
彼も今、語尾に「ゆかり」の名を連呼し、得もいわれぬ桃源郷に浸っていた。
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