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4章:コバルトブルー (1/5)

4章:コバルトブルー

最近はずっと雨続き

癖毛の私には、雨は天敵だ

折角アイロンした髪が、自転車で学校に着いた頃にはもううねり始めてしまうからだ

それに比べ優希の髪はいつも天使の輪があり、うねりは一切ない直毛だ

ただ、傷んでないから上手くコテでは巻き髪にできないそうだ。

痛み切った私の髪では綺麗にカールができる。
どっちがいいかはわからないけど

休み時間優希の髪を私が巻きながら今度行く文化祭の話を優希と綾子にも聞いてみた。

「私はバイトあるからパス!」
と優希がいうと、
「私も部活あるから行けないや」
と綾子が言った。

彼氏がいたのは綾子だけで、残りの私達はまだ恋愛初心者だった

この先制服デートとかできるかなぁ…
そんなこと考えてたら

「架純顔ニヤニヤしててキモいよ!」
と優希に突っ込まれた

優希の髪を仕上げて、私も軽く髪を巻いてみた

今日はプリクラ撮るからもっておかなきゃ!!

気合いをいれて放課後を待つ。

一週間に3回ぐらいは玲奈と私、時々優希、綾子で遊びに出かけていた

行く場所なんかなくて、良くコンビニでお菓子や、ジュースを買って公園でお喋りしたり

近場のファミレスで夜ご飯前に間食したりが日課となっていた。
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若葉 ©著者:紫

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