広樹「 じゃぁ、この二枚。 お前はどっちが良いと思う？ 」




瑞穂「 ん〜 」




テーブルに広がる書類、 広いリビングの地べたに座り暇そうにしている瑞穂に質問を投げかけた。




瑞穂「 こっち！ 」





広樹「 正解。 採用されたのがこの広告。 何故こっちを選んだ？ 」




瑞穂「 色合いとか、 見やすさは左なんだけど、 なんか右のほうが興味わく。 何の広告なんだろって。 」





広樹「 ほ〜。 なるほど。 じゃ、これは？ 」





瑞穂「 ん〜 ...。 どっちも嫌。 」




広樹「 なんだよそれ。 どっちかは採用されたほう。 選択して。 」




瑞穂「 じゃこっち。 」




広樹「 何で？ 」




瑞穂「 何となく？ 」





広樹「 何となくで当てられてもな.... 」





瑞穂「 庭、水まきしてきて良い？ 」





広樹「 飽きたか。 はいはいわかったよ。 」