雅哉「 お前さ、愛とはどうなってんの？ 」




マサキ「 んー別にあまり変わらないかな。 多分良い関係続けてると思うよ？ 」




雅哉「 そっか... 」





優梨は聖子のアパートに遊びに行っている為、一人きりの家には帰りたく無い雅哉、そんな時には必ずマサキを呼ぶのだ。




仕事で疲れていても必ず来てくれる。そんなマサキに雅哉は感謝していた。





マサキ「 なんだよお前、 何か腑抜けになったな？ 前みたいな強引に突き進む自信満々の雅哉はどこいった？ 」




雅哉「 本当だよな。 守るものが出来ると強くなるってあれ嘘だな。 」




マサキ「 俺は好きだけどね人間らしくて。 」




雅哉「 最近夢みんだよ。幼い頃の... 」





マサキ「 人間の脳って悲しみや恐怖が一番残るらしいからな... 」





雅哉「 その度に優梨に酷い抱き方してる。 」





マサキ「 ...。 愛を俺が奪ったから？ 」




雅哉は情けなく笑いながら首を左右にふっていた。