見るものすべて目新しく、ついキョロキョロとしてしまう。

これでは地方からきた田舎者丸出しだ。そう思われたくない気持ちが先走り、益々変な歩き方になってしまう。きっと私が今一番ダサい大学生だろう、北京で。

北京出身はやはり違う。言葉使い、身のこなし、ファッション、話題全てが都会的だ。外国の主要都市には負けるかもしれないが、劣りもしないほど、若者の発展ぶりは目覚ましい。親たちは、経済的成功者となり、子どもたちに、教育、知性、マナーをたっぷりとお金と時間をかける。それは北京ではスタンダードになりつつある。

それが。。。なんだ。。。私。。。

「ニーハォ。どうしたの？あなた友愛大学でしょ、早く行かないと遅刻よ、入学式から。」

「あ、はあ。そうです。」

「大丈夫？駅から慣れていないの？一緒にいきましょ、心配ないわ。」

なんてスマートな親切。