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6章:【4】 (1/7)

6章:【4】

この足で閉店間際の不動産屋に駆け込む。

私は決めていた。

まず敷金礼金含み、100万で足りるとこに住み、来月にはこのお金を返して、ランクを上げたマンションに引っ越してやると。

すべてを一流に。
それしかこの時の私にはなかった。

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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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