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11章:距離感
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11章:距離感
通い始めて半年くらいした頃。
担当様がこんなことを。
リヨさ、なんで俺を家に入れないの?
そう、私は絶対に担当様を家に上げなかった。
誘うことはもちろん、そんな話をされたらサラッと流してた。
例えば、
手料理食いたい→お弁当作るからピクニック連れてって
眠い→早く帰って休んでね
DVD見よう→車でドライブのときに見れば一石二鳥じゃない?
こんな感じ。
家に来られるのはイヤだったのだ。
理由は3つ。
一つ目。
もし、万が一何か痕跡を残されて、パパ達にバレるとやばい。私の仕事はパパ達の夢を壊さないこと。家には他府県住みの大金持ちのパパが、たまに来ていたので。
二つ目。
家までが想い出の場所になると、離れた時に面倒くさい。私は離れると、想い出の物などは処分するタイプなので。引っ越しは面倒くさい。
三つ目。
枕されるのが怖い。担当様はそんなつもりないかもしれないけど、金のためならなんでもする担当様だもの、ありえなくは、ない。もし枕なんてされたら、私はきっと情が移る。ホストとして好き、なんて、今みたいに割り切ってお金を使えなくなる可能性大。病んで、イタくなりたくないし、今の距離感がいいのだ。
、、、情が出るのがイヤだから、抱かれたくない、なんて、その時点で情だらけなんだろうけどねw
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