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8章:不安定な臥龍 (1/13)

8章:不安定な臥龍

僕は相沢のマンションを出ると、近くのコンビニでマスクを購入し、取り合えず顔の下半分を隠します

今は意味なくマスクをしている人もいますから、それほど怪しまれないでしょう

ビロットからの情報によると、相沢は一週間は帰って来ないはずですが、どこに彼の息が掛かった人間がいるかわかりませんから、用心に越した事はありません

安全だけを考えるなら、地方にでも身を隠すのが一番なのですが、僕は都内に潜伏する事を既に決めています

僕は逃亡者ではなく、相沢を付け狙う立場なのです

単に逃げたいのなら、実家に駆け込めば全て解決する筈の僕がそれを今しないのにも理由があります

(万蔵…相沢にしばらく飼われている間に僕も色々と考えたんだ)

(当初は相沢と刺し違えて復讐心を満たそうとしたんだけど、それはもうやめたよ)

(どうせなら、奴の築いたチンケな王国を土台から壊してやらないと気が済まないからね)

(それに、ちょっとだけ、やりたい事が出来たんだ…)


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少年地獄 ©著者:黒蝶少年

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