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8章:週刊少年○○ (2/3)

毎週水曜日
父は週刊少年○○を持って帰ってきた。


その行為の途中
嫌で嫌で仕方なかった私は
無関心を決め込む事にしたのだ。


されている間
ひたすら漫画を読んだ。
それこそ広告のページも
一字一句読み込んだ。


父は不満気ではあったが
痛いだなんだと言って
泣かなくなった私には満足そうだった。
痛いけど泣かなかった。
無関心を決め込むと決めたから。
考える心を閉ざすと決めたから。



よく虐待されて
多重人格になる人がいると聞くけど
私の場合は
心を目一杯閉ざして
漫画の世界に居ることで
私は居ないはずの友達を作らなくて
済んだのかもしれない。
母を守っているつもりだったから
正常な精神で居られたのかもしれない。
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ

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