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4章:春休み
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中身を見て
ぎょっとした。
成人向け漫画だったのだ。
でも意味が理解出来ない。
でも
父にされている事に似ている気もする。
耳元でおじさんは
『ましろちゃんは
こういう事知ってる?』
怖くなって固まってしまった。
二人に助けを求めようと
視線を向けると
いつの間にか
炬燵で眠り込んでしまっていた。
私も『眠いから帰りたい』と告げると
すごい力で押し倒され
それなのに優しい優しい言い方で
『おじさんのおうちで
お昼寝して帰りなよ』と言われた。
頷くしか無かった。
震える程怖くなり
寝た振りを続けた。
やがて
おじさんは
私の体を触り始めていた。
それでも寝た振りを続けた。
『ましろちゃん
起きているでしょ?』
寝た振りを続ける私に
イライラし始めたおじさんは
私の口に手を当て
足を思いっきりつねった。
口を押さえられながら
『はい』と答えた。
そしておじさんは
父と同じ呪文を言った。
『パパトママニハナイショダヨ。
イッタラパパトママガカナシムカラネ。』
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泥沼。(仮) ©著者:ましろ
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