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8章:1/2
7月になりいよいよ新しい店に移動する1ヶ月前になった。
迅の前の店での後輩である伸吾がカテナチオに入店してきた。
歳は俺より2つ上で23歳。
こいつも俺たちと一緒に来月から新店に行く事になる。
正直顔はいいとは言えないが……
この頃新店の名前が決まった。
「club Damen's」
この名前……
完全にギャグだろ……
みんなは迅に反対していたが、
俺はダメンズという名前は嫌ではなかった。
むしろインパクトもあるし、キャッチに使えると思ってい。
7月の営業が始まると俺は驚いた……
毎日、伸吾はバシバシ指名をとっていた。
顔がよくないと言って俺は完全になめていた……
が、
かなりトークが上手い。
飴と鞭の使い方もかなり分かっていた。
「あいつにダメンズの総支配人を任せようと思ってる」
迅にそう言われ少し驚いたが、
まぁ妥当なのかもしれない。
しかし、
俺はこの頃迅に不信感を抱いていた……
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