ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

7章:ギリギリHERO (29/29)

 俺とレオは亮さんと焼き肉屋へ向かった。


やっぱ怒ってるのかなー。いきなり呼び出されたし……


焼き肉屋に着くと、

「さっきは調子に乗りすぎました。
すいません」

俺はまず謝った。



「何言ってんだよ。

本当は悪いなんて思ってないだろー」


亮さんは笑っていた。
本当に怒ってなかったらしい……


それどころか、

「いやー。
久々に従業員にいじられたわー。
オヤジなんて言われたの初めてだしお前ら面白いな……
俺の客も面白い従業員入ってきたねって、
喜んでだぞ」



「ありがとうございます」
と、言おうとしたが、

「オヤジありがとう」


と、先にレオが言う。


……

んー。
こういう場合はレオみたいな態度がいいのか……

いつもレオはギリギリに見えるが、
俺には難しくてよくわからない。


「でもお前らは最初から新しい店の要員なんだもんなー。
カテナチオにもお前らみたいホスト欲しいわ」



最高の褒め言葉だな……
確かに俺たちはまだ名もない新しい店の要員だが、
カテナチオもいいな。

そう思った。



何はともあれレオのおかげで「オヤジ」とも仲良くなれ、
カテナチオでの仕事が格段にやりやすくなったのだ。


だが、この時から俺は少しずつカテナチオに残りたい……

そう思うようになっていた。
118 /192

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

失われた10年 ©著者:かんくろう

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.