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4章:噂 (1/7)

4章:噂

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(キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン)

恵「ちょいとちょいと千夏、
アミーゴ今日も欠席って大丈夫かねぇ?
何かあったのかなぁ」

千「んー…知らなーい。でも、心配だね。
欠席なんかした事ないのに…。
先生だったら何か知ってるかも。
昼休み始まったばっかだし、
職員室行ってみよーか」

亜美のクラスメイトの柳 千夏(やなぎ ちなつ)と
水野 恵(みずの めぐむ)は、
彼女の欠席に関する情報を求めて
職員室へと向かった。

先「は…そうですか…いやー…
驚きですねぇ。昨晩電話で本人が
そうおっしゃってらしたんですか?
当校も風紀に関しては厳しく
目を光らせてはいたつもりですが…。
至らずで申し訳ありません……。
はっ…いえいえこちらこそ。
また何かございましたらいつでも
ご相談下さい。へぇ…どーも」

(ガチャ)

先(ふーむ、奈倉が男と同棲…ねぇ…。
うちの生徒か?否、学生同士で
そりゃ無いか…。しかし、マズい種だなぁ…)

恵「センセーイ!しつれーしまーす」

千「失礼しまーす」

先「おぉ、柳。水野。どうした?」

千「奈倉さんって、昨日今日と
続けて欠席なんです。
何か聞いてませんか?」

恵「聞いてませんか?」

先「おー…その事で今、親御さんから
連絡があってな?君ら、奈倉と
付き合ってる奴とか心当たり無いよな…?」

恵「えー、千夏ぅ。アミーゴってあんまり
そーゆー噂って立った事無いねぇ?」

千「無いですね、分からないです…。
亜美に対して態度が若干怪しいのは
約一名心当たりがありますけど」

先「おぉ、不躾だが一応聞いておくかな」

恵「同じクラスの小笠原君です」

先「小笠原かぁー、そうか。
ん、分かった。ありがとうな」


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聖(奈倉…続けて欠席なんて…、
風邪でもひいてやがんのか?)

杉「聖ぃー!どーよコレどーよ!
このフェルナンデス!あー、欲しいなぁー。
学祭までにゲット出来たらステージに
ハクが付くぜぇー!?カッコいいべ?いいべ?」

昼休み。教室内で聖はギターマガジンの
ページを見て興奮した相棒格の杉山に
話し掛けられていた。

聖「ウゼェな…買えばいいじゃねぇか
おめぇが弾くモンなんだからよ」

杉「んだよオメーつまんねーのソレ」

聖「シッ!……うるせぇちょっと黙れ」

その時、丁度背後の席で噂話に盛り上がる
女子達の声に聖は聞き耳を立てる。
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アミクエ ©著者:密

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