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5章:崩れ落ちる偶像 (1/8)

5章:崩れ落ちる偶像

裕二は、寒々とした安置所に入った。


遺体に手を合わせ、深く一礼をしてからシートをめくり、顔に掛けられた白い布を取る。


ーー健太と同じ彫りの深い顔。通った鼻筋が蒼く美しい。

二度と開かぬ、その眼の長いまつ毛が黒く伏せられている。


唇は切れて血の跡を残し、大きく腫れた鎖骨周りが痛々しい。


手首と……首に。


健太の手の跡が、まざまざと残像を映す。

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逃亡犯ー黎明(前編) ©著者:七斗

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