やっとここが…。


生まれて初めてのホストクラブ。


すげー緊張した。
心臓がマジで飛び出るかと思った。
落ち着かせそうと目をつぶった。


「どんな世界なんだろうな」



「レン何浸ってんだよ！面接で緊張してんのか？意外に小心者なんだなー？びびってトイレ行きたくなったか？俺が案内しようか？○×△□……（もうここの部分はまさゆきが喋りすぎてて覚えてない）」



「うるせぇんだよ！さっきから。案内してくれた事に対して礼はいうがお前馬鹿にしてんのか？緊張して何が悪いんだよ？」


怒りが爆発してＲｉｎｇの前で怒鳴ってしまった。


「ごめん。悪気は……ちょっとあったんだ！」


とまさゆきは笑いながら中に入って行き


「面接の人きちゃいました〜入店しま〜す！」


と大声を上げて俺の腕をつかんで案内してくれた。