大日向は強く
抱きしめてきた｡


｢ちょっと…大日向…?｣

………
｢失礼致しました｡｣

…？

｢別にいいけど…｣

｢今日のお嬢様は､
目だっておりました｡｣

｢ああーお前もだぞ｡｣笑

｢男性共はみた
お嬢様に釘付けでした｡｣

｢んなことないだろ｡｣笑

｢いえ､披露宴場の外では
男は皆お嬢様の噂を｡｣

｢まぢか…｡最悪;｣

……

｢まあ今日は胸の
半分は出ていたからな…;｣

｢ﾄｲﾚで､こうおっしゃってる方がいました｡｣
｢｢あの胸をつつきたい｣と｣
｢おぇ…｣

｢お嬢様の白く美しい
谷間に皆釘付けでした｡｣

｢おい､胸か!!!｣笑

｢何故か私はそれが
気にくわなかったのです｡｣

…？

｢それでショールを？｣

｢それも御在ます｡｣

｢も？｣

｢披露宴場の外でたまたま
先にお色直しの衣装を
拝見致しました｡｣

｢なので､ホテル内の
衣装屋で買って参りました｡｣

｢流石だな｡助かったよ｡｣

｢いえ､一石二鳥で御在ます｡｣

｢ん？｣