海人さんは
この界隈では一番有名な代表で

義則の店の統括代表は海人さんの後輩だった。



海人さんは義則の店の代表に電話してくれた。


そして海人さんと共に義則の店に向かった。


店に着くと

ｷｬｯｼｬｰの裏に通された。


甘えてはいけないのは分かっていたけど
もう精神的に限界で

逃げたかった。



海人「客が了解を出す前におろした酒は会計に入れちゃいけないって分かってるよな？」

代表「はい」

義則「…」

海人「なら今日の飲み代は無効な」

代表「わかりました」
義則「わかりました」

海人「それと、今後瑠羽はうちの客だ。
瑠羽もお前の店には行きたくないと言ってる」

義則「…」

海人「客の取り合いなんてみっともない真似しないよなぁ？」

義則「わかりました」

海人「お前のやり方は底辺のﾎｽﾄだ。ついて行く人間間違えたな」

義則「…」

代表「お手数おかけしてすみませんでした」

海人「下の不正を正せないような代表じゃ潰れるぞ」

代表「申し訳ありません」





こうして私の違法な掛けはなくなり

お礼を言って家に帰った。