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7章:傷心 (1/9)

7章:傷心

いつも通り
仕事を頑張って
掛けの金を作って


いつも通り
払いに行く予定だった。


だけどいつも通りじゃなかったのは検査結果。


HIV判定 +



何これ。



店の店長に「簡易キットだからちゃんと病院行って検査してみないと」


と言われた。


家に帰り、とめどなく溢れてくる涙をタオルで拭いながら思った。



-私って本当ついてない-


丸一日泣いて
義則に電話した。


瑠羽「話したいことある」
義則「なに?」


瑠羽「会わなきゃ無理」

義則「分かった。今から行くわ」

瑠羽「うん」



電話を切り、しばらくして義則がきた。

泣いてる私を見て義則は戸惑っていた。


義則「どした?」
瑠羽「AIDSになった」

義則「は?冗談きつくね」

私は検査結果を投げつけた

義則はそれを見て私を抱き締めた

義則「ごめん」

瑠羽「ひっく…うっ…」

義則「ごめん」


瑠羽「毎回毎回謝ってばっかじゃん」

義則「ごめん」


瑠羽「明日病院いく」

義則「ついていく」

瑠羽「来ないで」

義則「行く」


瑠羽「…」

声を上げて泣いた。
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MISS ©著者:如月 瑠羽

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