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7章:傷心
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埼玉にある大きな病院なら一日で結果を出してくれると聞いて私達は向かった。
病院で血を抜いたら
ご飯を食べてなかったせいか
泣きすぎたせいか
脱水と貧血がすごかったので点滴することになった。
結果が出るまで3時間
義則の表情はずっと暗かった。
無理もないよね。
掛けだってあるし、昇格祭もあるし、私に1ミリでも情があるなら辛いはず
何より自分への感染への恐怖が凄まじいだろう
だけど義則から出た言葉は意外な言葉だった
義則「感染してたらさぁ、結婚しようか」
瑠羽「無理しなくていいよ」
義則「俺、お前に何一つしてやれなくてこうして泣いてるお前を見ても掛ける言葉がない」
瑠羽「もう、芝居はたくさんだよ」
義則「念書書くよ」
瑠羽「は?」
義則「感染してたら、面倒みますって」
瑠羽「…」
そう言って義則は鞄から紙とペンと朱肉を取り出して念書を書いた。
ここまでされたら
誰だって
信じてしまうでしょ?
だけど
ホストに限っては信じてはいけない
そう思ったのは
しばらく後のお話。
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