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146章:エッチにニヤニヤ、しちゃってェェェッ!!
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146章:エッチにニヤニヤ、しちゃってェェェッ!!
百合子には、姉の下着を精液で汚す弟のことを、正当化してやった。
しかし、もし、自身に弟がいて、脱衣籠の下着を、汚されたら…………………ッ!!と思う。
やはり、百合子のように腹を立て、
(汚された下着、投げつけてやる!!)
と意気まいたに違いなかった。
百合子のように、毎日、汚されるのを待つこともなく、初めて汚されたときに、投げつけてやったかもしれない。
それでも、
(百合子ォ、あんまり、目くじら立てない方が……………)
とも思った。
通学路での、帰宅途中である。
清楚で在りながら、色香を感じさせる美貌の貴和子は、目立ってしまっていた。
おまけに貴和子は、スレンダーであるにも拘らず、乳房やお尻が、十分に発達している。
「(綺麗な娘)見たら、皆、自慰(し)てるってェ、訳でもないでしょうゥ」
と、百合子には言ったが、自身の躰を舐め見た男共が、何をやっているか、薄々、知ってはいた。
(ッ!!)
マンションに向かう坂の階段の途中で気付く。
階段の下の方に振り向いた。
(ヤダァァァッ!!)
サラリーマン風の男に、ニットワンピのお尻を、見上げられている。
(ナァァァニィ、エッチにニヤニヤ、しちゃってェェェッ!!)
貴和子の場合、自意識過剰の、馬鹿女とは違っていた。
(もうッ、無視ィィィッ!!)
と思うが、お尻や太腿、乳房などの、娘としての要所に、好色な視線を浴びることは、決していい気がしない。
(オッパイ、よく見られちゃうけどォ、あんまり、気になることォ、ないのにィィィ…………)
何故こんなに、お尻や太腿を見られると、不快かと思った。
階段の下の男の視線は、絡みついていたお尻から離れ、生脚の腿の内側を這い上がってくる。
自身の18歳の性器が、嫌悪に熱くなるのがわかった。
(なんだか、性器《だいじなところ》、入ってきそうゥゥゥッ!!)
何も、入ってくる訳なかったが、そう感じてしまう。
そのとき気付いた。
(ッ!!お尻や太腿、見られてェ、嫌なの、奥にィ、奥にィ、性器《だいじなところ》、あるからァァァッ!!ヤダァァァッ!!)
顔が、赤らんだのを感じる。
階段を駆け上がった。
ブラを付けてはいても、乳房が揺れない訳にはいかない。
後は平坦な道だった。
しばらく歩き、恐々振り返る。
階段をようやく登って来たらしい男が、階段の上の脇の、トイレに入るのが見えた。
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