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134章:瞳の周辺
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134章:瞳の周辺
瞳は、K女子高からの、帰宅途中である。
自宅から、少し距離があるので、電車で通っていた。
(嫌ァだァァァ…………)
このところ、自宅が苦痛になり出している。
原因は、母の再婚相手であった。
19歳で瞳を産んだ母は、35歳になっている。
再婚相手は、45歳の医師であった。
瞳の実父も医師であったから、
(御医者様以外とは、結婚なんて出来ないわよォォォッ!!)
と、持ち込まれる再婚話を、蹴り続けた母らしい、とは思う。
しかし、瞳は、この新しい父が嫌いになってしまっていた。
仲良くしょう、甘えてもみようと、初めは、努めてもみている。
実際、7年前、瞳が9歳の時に義父となった当初、実父以上に可愛がってくれた。
母が瞳に嫉妬した程である。
義父の、瞳を見る目が、変化し出したのは、中学に上がる12歳の頃からであった。
10歳の少し前に、初潮を迎えた瞳は、その頃には、一人前の娘の躰になっている。
幼少期から、
「可愛い、女優かモデルになっちゃえばァァァッ!!」
と、母の友人達から言われていた。
それだけに、一人前の娘の躰となってからは、近隣の男共の、好色な視線を浴びるようになってしまっている。
つまり、好色な視線を浴びせる男共の中に、義父も入ってしまったのだった。
(…………ッ!!気のせいなのかなァァァ………)
とも思ってたものである。
だが、乳房やお尻など、娘にとっての要所の発達が著しくなるにつれ、義父の好色な視線があからさまに感じられてきた。
16歳になったこの頃では、
(ッ!!ヤダァァァッ、お義父さんったら、またァァァッ!!)
と、思うことが、1日一回はある。
家では、下はニットパンツ、
(春夏は生脚にホットパンツ、秋冬はホットパンツの下に、レギンスを履くことが多い)
であるが、上は、なるべくバルキーな、ブカブカなものにしていた。
(上までピッタリしたカットソーなんかだとォ、スッゴク、エッチな目で見られちゃうゥゥゥッ!!)
義父の目が、瞳に釘付けになったことがあったのである。
そうした瞳の、美しい娘としての、部屋着に関する注意は、あまり効果がなかった。
バルキーなTシャツやセーターでも、素晴らしい乳房の盛り上がりは隠せない程になっている。
その上瞳は、家の中ではブラをしなかった。
(だってェ、窮屈だもん!)
いかに義父を刺激しているかはわからない。
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