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100章:性欲の塊
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100章:性欲の塊
周知の通り、中高のオスガキは、性欲の塊である。
直人は、自分だけならまだしも、幸夫の前に、19歳の美しい姉の、あられもない部屋着姿を、見られたことが気になった。
幸夫が、
「直人の19歳のお姉さん、綺麗で、スッゲェッ、いいオッパイ、いいお尻、ビンビンに勃起(た)っちゃったよォォォッ!!」
吹聴してまわることは、まず、間違いない。
(大丈夫かなァァァ??)
吹聴されることを心配したのではなかった。
何しろ、幸夫をはじめ、直人のクラスメイトは、近所で見かける美しい娘から、グラビアアイドル、若い女優に至るまで、オナニーペットにしては、輪姦する相談ばかりしてるような奴等である。
その相談は、冗談めかしていたが、真に迫っていた。
美しい姉の英莉奈が、新しい性欲の対象になってしまうことが、心配なのだ。
今、この瞬間にも、幸夫は、様々なシュチュエーションを妄想し、自分の姉を、頭の中で犯していることは間違いなかった(もっとも、直人も、毎日そうしているが、自分は棚に上げている)。
また、勃起してくる。
幸夫が帰り、直人がティッシュの箱を空にする程、オナニーに耽った後、直人は、母と姉の3人で夕食をとっていた。
その間、姉の英莉奈は、ずっと、最近T女子生を狙う、痴漢の話しをしている。
「もうッ、気持ち悪いったらないわよォォォッ!!」
プンプン怒りながら、箸を使った。
「なんかァ、電車とかァ、バスで通ってる娘の話だとォ、最近の痴漢、お尻やオッパイ、脚、触るんじゃなくてェェェッ………………!!」
そういった、若い娘の要所を触る痴漢は、もう、ほぼいないという。
すぐ痴漢であると判ってしまい、検挙される事が、その手の男共が、学習していた。
「…………、その代わりにィ、女の子が判らないようにィ、もっとエッチなことォ、するのよォォォッ!!」
英莉奈は、歩いて通学しているので、その手の痴漢には遭っていない。
しかし、まるで、自身のことのように、腹を立てていた。
「……………、そのォ、男の人の、勃起(お)っきくなった性器(の)、お尻に押し付けられてェェェッ………………」
その手のやり口を、直人は知っている。
(直人ォ、一回、やったら止められないよォォォッ、温かくって、感触よくって、スッゴク、気持ちいいからァ、アッという間に、ビュッビュッビュッビュッビュッビュッビュッ!!)
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