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708章:涼の周辺・内緒にしてねェ、中田くんゥ??
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708章:涼の周辺・内緒にしてねェ、中田くんゥ??
中田は、性器は何とか仕舞えたものの、淫夢に呻く部屋着の明(涼)に釘付けになっている。
…………………………
(シッ、下はァ、やめてェッ!!)
もどかしげな男の手に、ホットパンツのボタンが外されていた。
(ヤァァァッ!!)
スベスベした腿を通り、ホットパンツが固定された足首まで下げられている。
(ソッ、下着《それ》駄目ェェェッ!!)
パンティも同様にされてしまっていた。
(ナッ、なにィィィィッ??)
目隠しされていても、男が衣服を脱いでいる事に気づく。
(アァァァッ!!)
裸に剥かれた段階で救出された現実と違い、淫夢は、合わせた腿が強引に大きく開かされてしまっていた。
(嫌ァァァッ!!)
開かされた腿の間に、男の腰が割り込んで来た事が分かる。
(犯《し》ちゃうのやめてェェェッ!!)
気味悪い硬さに、当時16歳の涼の入口が探られていた。
(ッ!!)
気味悪い硬さに入口が探り当てられている。
…………………………
「ヒッアァァァッ!!」
初めて貫かれたような自身の悲鳴で、涼は目を覚ましてしまった。
(やァだァ!!)
生々しい淫夢で、乳房が張り、汗にまみれているのが恥ずかしい。
「ッ!!中田くんゥッ??」
斜め後ろの気配に振り向いて目を丸くした。
「アッ、明………??」
中田は出方が分からなかった。
「なんだよォ!!僕の部屋にィ!!」
一瞬、男装を解いて若い娘の部屋着になっている事を忘れ、涼は男の明の態度になっている。
「アッ、あのうなされてるの聞こえちゃって………ソッ、それより明、女の子??」
とっくに知っているが、明(涼)のシャツの下でプルプルさせている乳房を指差し、中田はそう言うしかなかった。
「アッ………!!」
涼は、その時になって、中田に娘である事が知られたと分かり、狼狽に顔を紅潮させる。
「ソッ、そのォ、訳がァ………!!」
中田を捜査の協力者にするしか方法がなかった。
…………………………
「連続性的暴行犯捜査ァ??」
結局、涼は洗いざらい中田に話し、中田も、明(涼)に対する性的関心以外は打ち明けてしまっている。
「ソッ、それで男子校に!!大変ですねえ!!」
涼が17歳の自分より2つ年上と分かり、中田は丁寧語になっていた。
「いいィ??涼はァ、中田くんと同級生の明だからァ!!」
念のを押す。
「分かってます!!」
中田の好色さが隠せない目に、軽く睨みながらも微笑んで見せた。
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