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699章:涼の周辺・実は女の子なんですゥ!!
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699章:涼の周辺・実は女の子なんですゥ!!
「だって、血液検査とかは受けてるよねェ………内科の聴診、だけ受けないんだ??」
マニュアルどおりの事しか出来ない、その他大勢の医師らしい粕谷はしつこい。
「じゃ分かりましたァ!!言っちゃいますけどォ、実は女の子なんですゥ!!だからァ、男の先生の聴診ゥ、嫌なんですゥ!!」
医師の不理解さに、涼は癇癪を起こしていた。
…………………………
(突然、健診かァ………ちょっと待った!!どうすんだ、明??)
中田は、校医の醜い粕谷に、眩ゆい程の白さで盛り上がった乳房を曝す明(涼)が浮かんでしまう。
(ジョッ、冗談じゃねェ!!………あれ??)
明(涼)が女であっても中田の恋人ではなく、又、恋人であったとしても、あくまで医師の診察であった。
(でも、あんのヤブ粕谷、チビ・ハゲ・デブ、ゼッテェ、スケベオヤジだぜ!!)
普段から気に食わない粘着質の顔が浮かび、最後に明(涼)が残った保健室に行く事にする。
…………………………
「もうゥ!!分かりましたよォ………じゃァ、お願いしますゥ、診察ゥ!!」
頑迷な役人のようで、議論するより利用してやった方が早い、と判断した涼は、診察を受ける事にした。
「そうそう、女の子でも健診、受けた方がいいから………じゃ、シャツ、脱いで。………!!、??」
素早くシャツを脱いだ涼の、ミニマライズ・ブラ、ウェストの娘らしい縊れを隠す、特殊なサポーターに驚く。
「ウゥゥゥン、こんな物の上からじゃ、聴診、出来ないから………その胸からお腹に巻き付けてるの、取っちゃおうか??」
涼のサポーターを指さしている。
(これェ、聴診するのに邪魔かなァ??)
もっともであるから、涼はサポーターを取り、細く縊れたウェストを露にしてしまった。
(やだァ、ミニマライズのブラだけじゃないィ、上半身ゥ!!)
盛り上がりの高さを抑えるためのブラの、カップの上から、たわわに実った乳房が零れそうになっている。
「キッ、綺麗な躰だねェ、ホント、女の子なんだァ!!」
聴診器を持った粕谷の声のトーンが変わった。
(やだァ、なんかエッチィ??)
胸部聴診の時、女子は、乳房の発育がいい場合、盛り上がりを避けて左鎖骨の下か、左第10肋骨辺りで聴く。
(触られちゃってるゥ??)
左鎖骨下辺りに当てる粕谷は、小指を立てて聴診器を持っており、その小指が盛んに乳房に当たっていた。
「ウゥム、よく聴こえないなァ??」
粕谷が呻く。
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