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698章:涼の周辺・女の子だってバレちゃうゥ??
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698章:涼の周辺・女の子だってバレちゃうゥ??
(一体何回しちゃうのよォ、中田くんゥ??)
生脚の腿をピッタリと固く閉じている涼は、中田が夢中で行っている物音を、故意に聞かせている、とさえ思えて来る。
(ヤァァァッ!!)
隣に勃起した男の性器が存在し、何度も射精しているのが急に怖くなって来ていた。
(勃起男性器《あんなの》ォ、自分の手でェ、しちゃってるのォ??)
性の経験はなかったが、清楚な美貌と乳房の発達が目立つ涼は、勃起男性器と、その行為を見せつけられた事がある。
(性的暴行の二人の被害者ってェ??)
まだ十代の処女であった二人の娘は、グロテスクな勃起男性器で貫かれ、多量の精液まで注ぎ込まれている事を、調書で読んでいた。
(頑張らないとォ!!)
被害者の事を考え、自身を叱咤するが、上向きに反って尖り、盛り上がった乳房の谷間が汗ばんで来ている。
…………………………
(健診ゥ??)
翌日、午後の掲示板を見た涼は驚き、困惑した。
(しかも今日ォ??)
時間があれば、警視庁の直属の上司にメールし、事情を理解した医師を派遣してもらえる。
(放課後すぐってェ!!)
しかし、なんと言っても、
《国家権力》
であるから、不可能はないと思い、涼は即座にメールした。
(マッ、一番最後だからァ、説明出来ちゃうゥ??直接ゥ??)
健診は必ずアイウエオ順であり、明(涼)の姓は
《和野》
で、渡部や渡辺よりも後になる。
…………………………
「だからァ、警視庁のォ、〇課の〇〇にィ、問い合わせて貰えばァ………!!」
健診は案の定、涼が扮している和野明が最後だったが、事情を理解した医師の派遣は間に合わなかった。
「ええと、その警視庁の〇課の〇〇さんの………命によって、この学校に………潜伏してる………だから、健診、受けない、と??」
従って、校医であるらしい粕谷に説明し、実は美しい娘である自身の躰は曝すまい、としているが、どうも融通が利かない。
「ですからァ、受けちゃう訳にいかないんですゥ、健診ゥ!!」
実は男ではない事までは口にしなかった。
「いや、警視庁云々、そうだったとしても………定期的な健診、健康維持に重要だから………受けた方がいいんじゃないか??」
涼が男であれば、受けているところであるが、その事は話しにくい。
(もうゥ、何ィ??このお医者さんゥ??)
半ば、医師ならば守秘義務があるから、娘である事を言いたくなって来た。
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