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588章:愛の周辺・ブラァ、合ってない訳ェ??
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588章:愛の周辺・ブラァ、合ってない訳ェ??
「アアッ!!やっぱりィ!!」
K女子学院の二年生の教室で、愛は由美に言われるがまま、制服のブラウスを捲り上げていた。
「やっぱりってェ??」
女子校の教室だから、発育著しい乳房が、ブラのカップから零れそうな下着姿の上半身を露にしたところで、視線は集まらない。
「ブ・ラァ!!小さ過ぎるのォ!!………半分くらいハミ出しちゃってェ………プルプル、プルプル、零れそうじゃなァいィ??」
由美は、愛のカップからハミ出している乳房の体積を見定めているらしかった。
「まあァ、窮屈ってェ………は思ってたけどォ??」
まだ、バイトもしていない女子高生にとって、ブラの大きいサイズを全て買い換えるのは、結構な散財である。
(また買い換えェ??)
愛はK女子学院の高等部に上がってから、乳房の発育が目立ち、何度も買い換えていた。
「窮屈よォ、そりゃァ!!愛ィ、Dかァ、Eでしょうゥ??このブラァ??………愛のオッパイィ、Gカップはあるのよォ!!」
由美の、愛の乳房に注がれている目に羨望はなく、心配そうである。
「やァだァ!!また買い換えなきゃァ??」
愛は制服のをもとに戻したが、上向きに反って尖った乳房が、ブラウスの胸部を突き破りそうだった。
「ブラのカップでェ………全部覆っちゃわないとォ、オッパイィ、………ハミ出しちゃってるとこ、プルプル、プルプル、揺れ捲りでしょうゥ??」
愛には思い当たることがある。
(それでェ………エッチに見られちゃってた訳ェ??)
駅や通学路での、男共の目や、ニヤケながらヒソヒソ囁き交わす好色な顔が思い出された。
「そうゥ、ただでさえェ、可愛い娘、多いからァ………痴漢ゥ、狙ってるのよォ!!このガッコの娘ォ………危ないよォ、愛ィ!!」
愛に注意する由美の乳房も、愛程ではないが、16歳にしては見事な発達ぶりである。
(よく痴漢の話ィ、してたっけ由美ィ??)
愛も通学路や電車内で、勃起した男の性器を見せつけられたりするが、由美も同様らしかった。
「まだァ、エッチな悪戯だけだったらいいけどォ………最近ゥ、このガッコの辺りィ、出る痴漢ゥ………!!」
言葉を飲み込む由美の言おうとすることが分かる。
(犯《さ》れちゃうゥ??)
その被害を被った娘のことは愛の耳にも入っていた。
「ヤァァァッ!!怖ァい!!」
由美と顔を見合せて微かに青ざめ、制服のミニスカートの腿をピッタリ固く閉じる。
(犯《さ》れちゃうのォ??)
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