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561章:藍の周辺・犯(さ)れちゃうとこだったのォ??
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561章:藍の周辺・犯(さ)れちゃうとこだったのォ??
(あれェ、ってェ………勃起《お》っきくなっちゃった男性器《の》ォ、お尻に擦りつけられちゃっててェ………!!)
浅い眠りの中、性的な悪戯をされたときの、忌まわしい思い出が、浮かんでは消えていた。
(あのときィ………藍の後ろの男の子ォ………射精《だ》しちゃってたのよォ………)
後々、お尻に擦りつけられていた気味悪い硬さのものや、背中にかけられていたものの正体が分かり、震え上がっている。
(市民プールゥ、エレベーター………)
何れも公共の場であり、そのような場所で、性的な悪戯をされることが、十代前半であった藍は信じられなかった。
(そんなとこでェ………勃起《お》っきくさせちゃってェ………射精《だ》しちゃうなんてェ!!)
自身の新鮮に発達した躰、特に、上向きに反って尖り、たわわに実った乳房が、男共を性的に刺激してしまうことが分かったのである。
(スッゴク怖かったァ………!!)
勃起した男の性器と、その射精を見せつけられたエレベーターはともかく、市民プールでは犯されそうになっていた。
(そんなにィ、ソッ、そのォ………犯《し》たくなっちゃう娘な訳ェ、藍ィ??)
藍は、男共の熾烈な性欲から逃れるように、高校からは女子校を選んでいる。
(ッ??)
半覚半睡のまま、男の荒い息が聞こえた。
(夢ェ??)
夏なので、ベッドの上、ホットパンツとTシャツで仰向けに横たわっている。
(ハアハア言っちゃってェ、ドッ、泥棒ゥ??)
目覚めたが、目を開けるのが怖く、自室なので、ブラをつけていない乳房が震えた。
(泥棒ゥ………!!)
怖い一方で、金銭目的の泥棒であれば、大人しく寝た振りをしていれば、無事に済むと思う。
(ソッ、それともォ!!)
しかし、目的が、藍に対する性的なものであれば、何をされるか、19歳になった今、知っていた。
(ッ!!)
仰向けに横たわっていても、見事な盛り上がりを見せている、張り詰めた乳房が掴まれている。
(ヤァァァッ!!)
Tシャツの上から、乳房を掴んでいる手が、いやらしく動かされていた。
(目ェ、開けちゃうゥ??)
侵入者の目的が、性的なものでないことを祈りながら、薄目を開けてみる。
(ダッ、誰ェッ??)
藍の目に、薄明かりの中、覆面に全裸の男が入った。
(スッゴク勃起《お》っきくさせちゃってるゥゥゥッ!!)
腹にくっつきそうな角度で、勃起仕切った男の性器が脈動していた。
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