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558章:藍の周辺・なんでエッチなことしちゃうゥ??
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558章:藍の周辺・なんでエッチなことしちゃうゥ??
自室のベッドで寝ていた19歳の藍は、深夜、気配を感じ、半ば目覚めていた。
(ドッ、泥棒ゥ??)
事業家の父が羽振りよかったときは、ともかく、残されているのは、土地と家屋だけである。
(ナッ、なァにィ??)
それらにしたところで、何重にも、銀行の抵当に入っている始末で、変わらないのは、父が不在がちなことだけだった。
(お家に誰か入っちゃってるゥゥゥ!!)
費用がかかっても、防犯システムを導入していればと後悔し、無意識に腿を固く閉じる。
(………気のセエェ??)
気配はなくなり、細身でありながらも、十分に発達した乳房の、谷間の汗を意識した。
(起きちゃうゥ??)
思いながらも、固く閉じた腿を緩め、お尻をモジモジさせている内に寝入ってしまう。
…………………………
(ッ!!コッ、これなァにィィィッ!!)
藍は、浅い眠りの中、初めて勃起した男の性器を、見せつけられたときの夢を見ていた。
(コッ、これェ、ってェェェ??)
塾のあるビルのエレベーターで、見知らない男と二人になり、荒い息に振り返ったときである。
(コッ、この男の人男性器《の》なのォォォ??)
木の幹から、短く太いグロテスクな枝が、突き出しているように思え、美しい目を丸くしていた。
「ハア、ハア、コッ、勃起男性器(こんなの)、見るの、初めてェ??」
当時15歳の藍に向けながら、男はそれを弄り出している。
「ッ??ヤァァァッ!!」
すぐに、それの先端から、何かが爆発的に放たれ、藍は悲鳴を上げていた。
「ッ!!」
避けたつもりだったが、それでも清楚な美貌や制服が汚され、男はすぐに逃げてしまう。
(コッ、これェッ、ってェッ??)
特に、頬に付着した生温かい粘液を、一刻も早く拭き取りたい、その階のトイレに駆け込んでいた。
(セッ、せェえきィ??)
知識はあったが、実物は初めてである。
(………気持ち………悪ゥゥゥい!!)
ティッシュを使い、個室で拭いながら、体調まで悪くなって来ていた。
(精液《これ》ェ………こんなにィィィ??)
保健の授業の知識では、男の液が異臭を放つことまでは知らされておらず、その匂いにさらに気分が悪くなる。
(ヤァァァッ!!)
トイレに精液を吸ったティッシュを流し、ようやくホッとした。
(やだァッ!!あッつゥいィィィ!!)
初めて受けた性的な悪戯のせいで、好悪に関わらずに、躰が熱くなってしまうのが恥ずかしい。
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