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527章:朱音の周辺・なんで射精(だ)しちゃうのォ??
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527章:朱音の周辺・なんで射精(だ)しちゃうのォ??
(10歳くらいからよねェ??)
朱音が性的な悪戯をされた結果、衣服を汚されるものと、同じ異臭を和夫の部屋で発見したのは、4年程前だった。
(だって和夫スッゴクゥ、ティッシュゥ、使うようになっちゃったんだもォん!!)
1日、2箱程も使うようになった5歳年下の弟を心配し、部屋を覗いてみている。
(ゴミ箱ォ、スッゴイ匂いしちゃっててェェェ!!)
和夫が何を行っているか、その後始末のティッシュで朱音は知ってしまっていた。
(きっと毎日ィ、何度も何度も射精《し》ちゃってるのよォォォ!!)
しかし、注意する訳にもいかない。
(だってェ、オナニィ、やめなさいィ、なんてェ!!)
言えるはずもなく、何故か、朱音が恥ずかしかった。
(和夫が精液《あんなの》ォ、射精《だ》しちゃうなんてェッ!!)
当時15歳の朱音にとって、ショックでもあったのだ。
(エッチに見られるようになっちゃってェ、それからァ………)
15歳で、すでにFカップのブラが窮屈になっていた乳房に、和夫の粘っこい視線を感じていた。
(オッパイだけじゃなかったしィ………)
乳房の発達が目立つのだと思ってもいたが、お尻や腿にも舐めるような目を感じている。
(階段のぼるときィ、和夫ォ、決まって朱音のお尻ィ、見上げちゃってェェェ!!)
二階の自室に戻るお尻の動きを、5つ下の弟の好色な目に、熱心に追われていることに気づいた。
(その後ォ、慌てて自分のお部屋ァ、戻っちゃってェッ!!)
そのときのぎこちない動きで、和夫が男の性器を勃起させていることが分かってしまう。
(お部屋でェ、ハアハア言ってちゃってるんだもォん!!)
和夫が5歳上の美しい姉の朱音で、オナニーに夢中になっていることにも気づいた。
(ヤァァァッ!!朱音でェ、朱音でオナニィィィ??)
そのことにもショックを受けている。
(それからよォ、和夫とあんまりお喋りしなくなっちゃったのォ………)
性欲の対象にされているのが怖く、嫌であると共に恥ずかしかった。
(あッつゥゥゥい!!)
強い性欲をぶつけられると、好悪に関わらず、未使用の女性器から躰が熱くなってしまう。
(オッパイもォ??ヤァァァッ!!)
娘の躰の機能が働いてしまい、乳房が張りを増し、乳頭が固くなるのも恥ずかしかった。
(………今ァ??ヤダァァァ!!)
弟の行為を初めて知ったときを思い出していた朱音に、隣の部屋から荒い息が聞こえている。
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