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507章:咲の周辺・どうしてオナニィ??なんてェ??
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507章:咲の周辺・どうしてオナニィ??なんてェ??
(ゴッ、五回目ェェェッ!!)
自身に弟の幸夫の劣情が向けられ、しかも、それが熾烈なものであることに絶句した。
(ヤァァァッ!!)
足を忍ばせて食卓に戻る。
(まだァ、幸夫にされちゃってる訳ェ??オナニィ??)
夕食を終えた咲は、しばらく母と雑談し、テレビを眺めたが、その日はもう幸夫の姿をみることはなかった。
…………………………
(幸夫ったらァ………いつも勃起《お》っきくさせちゃってェ………しちゃってるのォ??)
以来、オナニーを目撃するまでは、あまり気にならないことに気付くようになっている。
(幸夫の部屋の前ェ、通るといつもォ………??)
異臭に、清楚な美貌を顰めそうになっていた。
(そんなァ、仲ァ、悪くなかったのにィ!!)
五つ下の弟の、好色な目にも、つい敏感になり、嫌悪を覚えてしまう。
(それにィ………あんな大っきな男性器《もの》ォォォ!!)
顔を合わせる度、一年前、17歳の姉である咲自身で、オナニーし出した幸夫の勃起男性器が浮かんでしまっていた。
(………もうゥ、エッチにカメラァ、向けられちゃったからァ!!)
自宅に到着し、インターホンを押したが、誰もいないらしい。
(思い出しちゃったじゃなァい、幸夫のオナニィ………!!)
鍵を取り出し、門扉と玄関を開けて、屋内に入った。
(ママァ、この時間いないしィ………幸夫ォ、いないのねェ??)
内心、少し安心してしまう。
(スカートだと特にィ、生脚だしィ………)
二階の自室に戻るときの階段で、幸夫の好色な目を、お尻や腿に感じさせられるのが嫌だった。
(スッゴクエッチに見られちゃうんだもォんッ!!)
何かと理由をつけた幸夫に、いつも階段を上がるお尻の動きを、目で熱心に追われている。
(………咲のお尻ィ、見た後ォ、しちゃってるんでしょうゥ!!………オナニィ??)
その後、すぐに自分の部屋に戻った弟が、姉である女子大生になったばかりの咲で、行っていることにも気づいていた。
(もうゥッ!!スッゴクエッチになっちゃってェェェ!!)
自宅にいてさえ、自室以外、好色な目を感じさせられるようになったことが嫌だ。
(男の子ォ、エッチになっちゃうのォ………仕方ない訳ェェェ??)
弟の幸夫の性欲について、つい親友の麗奈に話してしまったときが浮かんでいた。
(麗奈も弟ォ、いてェ??)
麗奈は咲に劣らない程の美しい娘で、咲と同様、五歳下の弟がいる。
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