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506章:咲の周辺・これェ、男の人のオナニィ??
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506章:咲の周辺・これェ、男の人のオナニィ??
幸夫は、自室に戻っているようだった。
(一体ィ、何度も何しちゃってる訳ェ??………晩御飯の途中なのにィ??)
薄々は分かる。
(オッ、オナニィ、しちゃってるのォ??………でもォ??)
女子校の性の授業で得た知識が浮かんでいた。
(男の人の射精《あれ》ェ、ってェ………3日に一回ィ、3〜5ccってェ??)
性欲処理であるならば、回数が多過ぎると思う。
(………病気ィ??)
そう考えると心配になった当時17歳の咲は、五つ下の弟が中座した後、その部屋に様子見に行くことにしてしまった。
(………なんかハアハア言っちゃってるゥ??)
ドアがきっちり閉められているが、荒い息が聞こえる。
(古いお家だからァ、隙間ァ、あるんだけどォ??)
そこから弟の部屋を覗くことが躊躇われた。
(………いいわよねェ、病気だったら大変ゥ!!)
覗いてしまう。
(ッ!!アッ!!)
安具楽をかいた幸夫がズボンとパンツを脱ぎ、勃起仕切った男の性器を剥き出しにしていた。
(アッ、あれェ、幸夫のオチンチンゥゥゥッ!!)
幸夫が幼い頃の幼茎とは、似てもつかないものになった男性器は、勃起していないときも、大人顔負けのサイズと分かる。
(スッゴク勃起《お》っきくさせちゃってるゥゥゥ!!)
それが、幸夫の、腹にくっつきそうな角度で、勃起仕切って脈動していた。
(………!!)
息を飲んで覗く咲の目に、生臭い性欲処理の光景が映る。
(ティッシュ被せちゃってェッ!!幸夫ォッ、何しちゃってるのよォォォッ!!)
叱り飛ばしたい気分だった。
(………何か言っちゃってるゥ??)
ニヤケながら、自分を弄り出した幸夫が、低く呟いているのに気付く。
(………咲お姉さんゥ、僕、また勃起《た》っちゃったァ??………ってェッ!!)
好色な視線の正体が、幸夫とはっきり分かっただけでなかった。
(………だって、そんないいオッパイ、プルプル、堪んないよォッ??………ってェッ!!)
明らかに、美しい五歳上の姉である咲自身が、まだ12歳の幸夫に、性欲の対象とされている。
(お姉さんの咲でェェェッ!!)
幸夫はオナニーに夢中になっていた。
(アッァァァッ!!)
大きく仰け反り、痙攣している。
(………アッ、あんなにイッパイ射精《だ》しちゃってェッ!!)
何枚も重ねたティッシュ一杯の精液を、幸夫は満足げに見ていた。
「ムヘへ、今日、五回目かな?」
呟いているのが耳に入る。
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