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491章:葵の周辺・コッ、精液(こんなもの)ォォォ!!
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491章:葵の周辺・コッ、精液(こんなもの)ォォォ!!
固まってしまい、動けなかった。
(逃げちゃわないとォ、精液《あんなの》かけられちゃうゥゥゥッ!!)
男の性器の先端からは、すでに透明な分泌液が滴っている。
(ヤァァァッ!!糸ォ、引いちゃってェェェッ!!)
そのおぞましい液が落ち、生脚の腿が汚された。
(コッ、こんなとこで射精《だ》さないでェェェッ!!)
葵は、瑞々しい吐息を男の性器にかけてしまっており、そのことが、如何に刺激になっているかは分からない。
(嫌ァァァッ!!)
今にも射精される気配を本能的に感じ、咄嗟に手を伸ばしてしまった。
(アッ!!嫌ァァァッ!!)
勃起男性器の先端を、発射口を塞ぐ形で掴んでしまう。
「オッ!!グゥッ!!」
葵の柔らかな美しい手に、亀頭を掴まれた男が生臭く呻いた。
(ちょっとォッ!!)
葵の白く小さな手の中で、亀頭がビクゥッと反応する。
(ッ!!アッァァァッ!!)
発射口が弾け、たちまち手のひら中が生温かくなった。
(ダッ、射精《だ》しちゃってるゥゥゥッ!!)
あまりのことに愕然としている内に、男の性器がグッグッグッと動き、射精が続けらている。
(嫌ァァァッ!!太腿ォォォッ!!)
葵の手のひらから生温かい精液が零れ、生脚の腿を汚していた。
(コッ、こんなとこでェェェ…………!!)
呆然となっている内に、男が自分の、まだ勃起を解かない男性器をファスナーに収めている。
(もうゥッ!!誰ェェェッ??)
葵が、怒りに我に返ったとき、男はすでに下車したらしく、姿がなかった。
(ヤァァァッ!!下車《お》りてェ、拭いちゃわないとォォォ!!)
思ったときには、電車のドアが閉まっている。
(ティッシュゥ、ティッシュゥゥゥ!!)
右手がベトベトに汚されているので、左手で慌ててバッグを探った。
(あの娘ォ、痴漢にセェエキィ、かけられちゃってェ………慌てて拭いちゃってるゥ、ってェ………見られちゃってるゥ??)
拭いながらも、周囲の目が気になり、被害者なのに恥ずかしい。
(もうゥッ!!こんなとこでェ、こんなイッパイ射精《だ》しちゃうゥゥゥ??)
夥しい量の後始末には、ポケットティッシュを2つ使ったが、まだ、ざっと拭えただけだった。
(こんなのォ、バッグにしまえなァァァい!!)
精液をタップリ吸った生温かいティッシュは、それでもバッグにしまうしかない。
(ッ!!この駅で降りちゃおォォォ!!)
いつも通過する駅でトイレを探した。
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