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454章:絵梨邦の周辺・危ない訳ェ、一人暮らしィ??
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454章:絵梨邦の周辺・危ない訳ェ、一人暮らしィ??
「いいじゃなァいィィィ、のんびり出来ちゃってェェェ??」
梨恵は座っている椅子の上で、ミニスカートのお尻を跳ねさせた。
(…………確かにィ、解放的ィィィ??)
唯一、梨恵の外見で絵梨邦程ではないブラウスの乳房が、プルプル揺れている。
「あァ、そうそうゥ、女の子の一人暮らしィ、気を付けなきゃァ、危ないんだってェェェ!!」
梨恵は話を戻した。
「危ないィィィ??オートロックでェ、アルソックでもォォォ??」
戸締まりがきちんとしてる上、警備設備のあるマンションを選んである。
「そうゥ、だってェ、今ァ、ほとんどのとこォ、オートロックでェ、アルソックゥ??でもォ、危ないィ、ってェェェ!!」
今一、梨恵の言いたいことが分からなかった。
(チッ、痴漢ゥゥゥ??)
電車内と違い、男の性器を押し付けられたり、精液をかけられたりするだけでは済まないと思う。
(部屋に入られちゃったらァ…………犯《さ》れちゃうゥゥゥ!!)
合わせた生脚の腿に、ギュッと力が入ってしまった。
「オートロックとかァ、警備とかあってもォ………入れちゃう空巣ゥ、いるんだってェェェ!!」
梨恵は金品の盗難を心配している。
「………空巣ゥゥゥ??」
自身の18歳の処女を心配していた絵梨邦は、少し安心してしまった。
「そうゥ、でもォ………空巣ゥ、だけだったらァ、まだいい方なんだってェ………」
梨恵が珍しく小声になっている。
「可愛い娘ォ、ってェ、分かっちゃうとォ………ソッ、そのォ………犯(さ)れちゃうことォ、あるらしいのォォォ!!」
自分も一人暮らしの梨恵は青ざめているように見えた。
「ヤァァァッ!!やめてェ、そんな話ィィィ!!」
帰宅するのが怖くなり、スベスベした腿の間が汗ばむ。
(アッ、勃起男性器《あんなの》ォォォ!!)
しばしば、見せつけられたグロテスクな、人体の一部とは思えないようなものが浮かんだ。
(絵梨邦に入れられちゃうんでしょうゥゥゥ??)
性交の知識はあっても、体験のない絵梨邦には信じらんない。
…………………………
(もうゥ、あんな話ィ、梨恵がしちゃうからァァァ!!)
マンションのエレベーターホールまで帰っているが、怖くなっていた。
(いつもよりだいぶ早いけどォ………)
まだ昼を過ぎたばかりである。
(空巣ゥ、な訳ないわよねェェェ??)
オートロックはちゃんとかかっているドアの鍵を開けた。
(フゥゥゥッ!!)
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