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441章:弥生の周辺・射精(あんなこと)ォォォ!!
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441章:弥生の周辺・射精(あんなこと)ォォォ!!
生臭くおぞましい光景が思い出され、忌々しく思う一方で、被害者であるにも拘らず恥ずかしくもあった。
「………ねェ、レイプゥ、強姦ゥ、ってェ、出来ないからァ………実際ィ………だからァ、精液(あんなの)かけちゃったりィ…………ソッ、そのォ、しちゃったりィ………するのよォォォ!!」
小声でしどろもどろになっている由美の、
《しちゃったり》
の、主語が略かれたが、主語がオナニーであることが弥生にも分かる。
「それェ、ってェ………分かんなかったらいいけどォ………!!」
秘かにオナニーペットにされるならまだしも、サドルや衣服を汚されては堪ったものでなかった。
(なのにィ………レイプゥ、強姦ゥ、ってェェェ!!)
論外である。
「………だからァ、あくまで妄想なのよォ………でもォ、気味悪いわねェェェ!!」
由美は自分や弥生のような美しい娘に対して、周囲で蠢く男共の性欲を吐き捨てた。
…………………………
(ガッコォ、ってェ、言ったってェ………)
文系女子大の1年時のカリキュラムは暇で、今日など、由美とお喋りした後、一コマだけで終わり、家路についている。
(まだお昼なのにィ………人ォ、通ってなァいィ??)
キャンパスから少し離れたこの道を通るとき、いつも思った。
(人ォ、多い道もヤダけどォ………)
人けの多い道は、今のような暑い薄着の時期だと、男共の目にお尻の動きを熱心に追われたり、乳房の揺れを見られてしまう。
(でもォ、人けェ、ないの怖ァァァい!!)
人の多い所では、好色な視線を浴びせられても、人目があるため、性犯罪被害を被ることは考えられなかった。
(………この辺りィ、誘拐とかァ………されちゃってもォ………分かんないじゃなァァァい!!)
怖くなり、思わず周りを見回し、乳房をプルプル揺らせて小走りで通り過ぎようとしてしまう。
(あの車ァ………いつもこの辺りィ、とめられちゃってるゥゥゥ??)
窓に全部シールドが貼ってあり、不気味な白のライトバンを見た。
「ッ!!」
道の左側の林の茂みで音がする。
(ナッ、なァにィィィッ!!)
思わずその方向に向き直ってしまった。
「ッ!!ッ!!」
道の右側から出てきたらしい男の手に、悲鳴を上げようとする口を塞がれる。
(チョッ、ちょっとなァにィィィッ!!)
背後から羽交い締めにされていた。
(ヤァァァッ!!勃起《お》っきくさせちゃってるゥゥゥッ!!)
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