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426章:優花の周辺・なんでェ、勃起(お)っきくゥ??
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426章:優花の周辺・なんでェ、勃起(お)っきくゥ??
香の声は小声だったが悲鳴に近く、ビクッと腿を固く閉じた。
「そうゥ………もうゥッ!!スッゴイのォォォ!!」
上を向いて脈打ち、サラミ程の大きさを見せていたそれは、気味悪い地球外の生物のようだったことが浮かぶ。
(なんでェ………女の子見るだけでェ??あんな勃起《お》っきくさせちゃう訳ェェェ??)
見せつけられた男の性器が、通常の状態でなかったことは、当時16歳の優花にも分かっていた。
(性的に興奮しちゃうとォ………勃起《お》っきくさせちゃうゥ、ってェェェッ??)
自身のことでないので分からず、男の性的な興奮と、それに伴う男性器の怒張を嫌悪してしまう。
「………優花ァ、それでェ………すぐ逃げちゃえた訳ェェェ??」
香の声が少し震えていた。
「………一瞬ゥ、驚いちゃってェ………でもすぐ逃げちゃったけどォォォ??」
逃げる以外の反応があるのかと思う。
「ならまだよかったわよォォォ!!………驚いちゃうしィ、怖いじゃなァいィ??………へたり込んじゃってェ………かけられちゃったコォ、いるらしいわよォォォ!!」
情報通の香の顔が、嫌悪で一杯になった。
「??かけられちゃったァ、ってェ??何かけられちゃった訳ェェェ??」
性の知識はあり、勃起男性器が、精液を射精することを知っていても、当時の優花にはピンとこない。
「ナッ、何かけられちゃったァ、ってェッ!!…………オッ、男の人のォ………!!」
香の嫌悪で一杯になっている顔に、羞恥が混ざって赤くなった。
(男の人のォ………!!セッ、セェエキィィィ??)
優花はまた、分からなくなってしまう。
「アッ、あの男の人(露出狂)ォ………勃起(お)っきくさせちゃうだけじゃなくってェ…………射精(だ)しちゃう訳ェェェ??女の子見るだけでェェェ??」
信じられなかった。
「見るだけじゃなくってェ………自慰(し)ちゃってるらしいのォォォ!!………でェ、へたり込んじゃったコにィ…………見せながらも自慰(し)ちゃってェ………スッゴクイッパイ射精(だ)しちゃうんだってェェェ!!」
香は優花がいまいち理解しないので、躰を上下に跳ねるようにまくし立てる。
「シちゃってェ、ってェ??………オッ、オナニィ、女の子にィ…………見せちゃうゥゥゥ??」
十代の娘の反応を見ながら、らしかった。
(女の子にかけちゃうなんてェェェ!!セェエキィィィ!!)
同じK女の、何人かの愛くるしい顔が浮かび、怒りが込みあげる。
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