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366章:春菜の周辺・襲うために痴漢が待ってるゥ??
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366章:春菜の周辺・襲うために痴漢が待ってるゥ??
「足音近づいてきちゃってェ……逃げようゥ、ってェ思ったときィ………後ろからァ、今晩はァ、ってェ……」
普通の学生風の男で、少し安心してしまった優子は、息を整えながら、並んで歩いていたそうだ。
「………でもォ、段々ゥ、目とかァ、エッチになって来ちゃってェ、ソッ、そのォ……躰のサイズとかァ………聞かれ出しちゃってェ……!!」
「ヤァァァッ!!なァにィ、その人ォォォ!!」
優子と同様、組んだ脚の腿の内側にギュッと力が入った。
「………急にィ、ハアハアし出しちゃってェ………フッ、とその人のスェットのズボンの前ェ、見ちゃったらァ………スッゴク勃起(お)っきくさせちゃってたのォォォッ!!」
幸い、息切れも体力も回復していたので、優子は走って逃げれたそうだ。
「………勃起(お)っきくさせちゃってたんだったらァ………やっぱァ……その人痴漢でェ………待ち伏せしちゃってた訳ェ、女の子ォ??」
春菜に話せた優子は、少しはつかえが取れたような顔になっていた。
「そうゥ、だからァ、春菜ァ………気をつけてねェェェ!!」
目立ってしまう乳房の盛り上がりを優子に見られている。
…………………………
(優子にィ、気をつけてねェ、ってェ………言われちゃったけどォ………)
習慣の夜のジョギングをしながら、そのような危険なコースを走らなければ済む、と思っていた。
(わりとォ、ピッタリしたカッコォ??)
スェットの上下は、言われてみればピッタリしていて、特に乳房やお尻が窮屈である。
(ッ!!ここも工事中ゥ??通行止めェェェ!!)
何時も走っているコースが工事中で使えなくなっていたので、もう一つのコースを走っていた。
(………あの道ィ、スッゴク遠くなっちゃうゥ!!)
もう一つ、迂回路が浮かんだが、何時ものコースの倍はある。
(………あの道ィ……ヤァァァッ!!優子がァ、痴漢に遭っちゃった道じゃァなァい!!)
残されたコースを考えたが、S女子大の寮の辺りの道しか浮かばず、困惑してしまった。
(グズグズしちゃってたってェ………!!)
意を決してそのコースを走り始める。
(………確かにィ、怖い道よねェェェ!!)
だが、痴漢が待ち受けているとは限らないと思い込むことにした。
(大体ィ、こんなとこでェ……犯《さ》れちゃう訳ないじゃなァい………)
襲われても近くに寮があるのだから、悲鳴を上げればそれ以上のことをされることはない。
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