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355章:交通マヒの中・乾かしてあげるからってェ!!
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355章:交通マヒの中・乾かしてあげるからってェ!!
ホワイトボードの前にいくつかの長机とパイプ椅子が並んでおり、ガランとしている。
「ッ!!」
真後ろに気配を感じ、ギクッと振り返った。
「大丈夫ゥ??」
先程の男がいつの間にか二階に上がって来ている。
「アッ、有り難うございますゥ、大丈夫でェす………」
差し出されたペットボトルのお茶に礼をし、受け取った。
(ヤァァァンッ!!またエッチな目ェェェ!!)
その目の好色さは無遠慮なものになっている。
「………よかったら、これに着替えるゥ??乾かした方がよくない??………ずぶ濡れだよォ………!!着替えるなら、乾かしてあげるけどォ??」
スエットとおぼしき上下が差し出されたが、ほっそり縊れたウェストと対照的に豊かな乳房やお尻の辺りに、いやらしい視線が絡みついて来ていた。
(着替えるゥゥゥ??ここでェ、ブラとショーツゥ、だけになれってことォォォ??)
たとえ着替える間、男が席を外すとしても、好意にしては馴れ馴れしく、気持ちが悪い。
(二階ィ、って言うかァ、この建物ォ………百合子とこの男の人だけェェェ??)
制服を男に渡すのも嫌であるし、警戒するに越したことはなかった。
「………ご心配有り難うございますゥ、でもォ……大丈夫ですからァ………」
断ってしまう。
(でもォ、濡れちゃっててェ、気持ち悪いしィ…………エッチに見るけどォ、いいオジサンかもォ??)
迷ってしまっていた。
「ああ、そうだねェ、じゃァ、電車動くまでご遠慮なく………」
気を悪くした風もなく、部屋を出て行ったので安心してしまう。
…………………………
(ヤァァァッ、まだァ、復旧待ちィィィ!!)
携帯の交通手段検索サイトのN〇〇〇 P〇〇を見た百合子はため息吐いた。
(時間ゥ、たっちゃったけどォ………やっぱ制服濡れちゃってるゥ………)
スエットに着替え、長机の上に制服を広げて置けば乾くかもしれない。
(もうゥッ、着替えちゃおォォォ!!)
意を決し、開け放してあるドアを閉めた。
(フゥゥゥッ、スエットォっとォ!!)
ブラとパンティだけになり、新鮮に発育した躰を露にしてしまっている。
「ッ!!チョッ、ちょっとォォォッ!!」
男が入って来ており、好色ににやけているので咎めるような声を出してしまった。
(ッ!!スッゴク勃起《お》っきくさせちゃってるゥゥゥッ!!)
男がズボンの前のファスナーをフッ飛ばんばかりさせているのを見、蒼ざめる。
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