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339章:射精(か)けちゃってた人ォ、一人じゃァ??
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339章:射精(か)けちゃってた人ォ、一人じゃァ??
唯美が今春から一人暮らしして通い出したT女子大は、夏休み前に前期試験、冬休み開けに後期試験がある。
(前期の試験終わってェ、実家《おうち》帰ってェ………後期の講義ィ、始まっちゃう前ェェェ…………)
引っ越そうかと思うが、ドアノブを精液で汚すような変態に、屈してしまった気がして悔しい。
…………………………
「ソッ、そんなのォッ!!お引っ越しするべきよォッ、絶対ィィィッ!!」
同じT女子大1年の由香里に相談すると、即座に言われた。
「だってェ、なんか変態に追い出されちゃうみたいでェ…………悔しい気がァ………お引っ越しするのォ………」
学内の食堂で向かい合って座る由香里に反論してみる。
「なァに言っちゃってるのよォォォ!!相手ェ、誰だかわかんないしィ…………そんな卑怯な男の人ォ、まともに相手しないでェ…………避けちゃうべきよォォォッ!!」
相手が分からない限り闘いようがないことを、由香里に明確に指摘された。
(そっかァ………!!)
T女子大付属高校から親友の、由香里に言われると納得してしまう。
「………けどォ、なんかァ………頭ァきちゃうゥゥゥ!!」
家賃の半月分から1ヶ月分の仲介手数料に加え、他の先進国では考えられない敷金・礼金のことを思った。
「まァだ、言っちゃってるゥゥゥ!!いいィ??女の子なのよォ??…………変態ィ、怖がっちゃうことォ、恥じゃないのォォォ!!」
由香里はピッタリ合わせた生脚の腿を、もどかしそうによじらせている。
「それはァ………言われてみちゃうとォ………そうねェェェ………」
T女子大付属高校に上がりたてのとき、初めての電車通学で男の液に制服を汚され、震え上がっていた。
(この液がァ、胎内《なか》に入っちゃってたらァ!!ってェ………想像ゥ、しちゃってェ………)
目に見えない男共の性欲には立ち向かいようがないのだから、意地を張らずに引っ越してしまえばよい。
「………やっぱァ、お引っ越しィ、しちゃおゥ、っとォォォ!!」
ミニスカートの中で、お尻までモジモジさせ出した由香里にキッパリ言い放った。
「アァァァ、よかったァ!!唯美ィ、頑固だからァ…………それにィ、考えてみてェ、ソッ、そのォ、ノブに液ィ、かけちゃってる男の人ォ………一人ってェ、限らないのよォォォ!!」
後半部分は小声になっている。
「ッ!!エェェェッ!!」
考えてみればそうであった。
(何人もォォォ??)
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