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326章:エッチに目つけちゃってェ、何するのォ??
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326章:エッチに目つけちゃってェ、何するのォ??
(かけられちゃった訳ェ………セッ、セイエキィィィ??)
背後では、早くも男が自分の性器をファスナーにしまう気配がしていた。
(ヤァァァッ!!腿ォォォ!!)
粘液がスベスベした腿をつたい、ゆっくり垂れ落ちて来ていることが分かる。
(射精《だ》されちゃってェ………かけられちゃってるゥゥゥ!!)
確信した。
(ヒッドォォォイ!!)
キッと振り向いたが、込み合っているにも拘らず、男の姿はすでにない。
(ヤァァァンッ!!早く拭いちゃわないとォ!!)
膝の内側の、すぐ上までおぞましい液が垂れ落ちて来ており、紺のソックスが汚れそうになっていた。
(16歳の女の子にィ、なんてことしてくれちゃうのよォォォ!!)
幸い、ほぼ同時に次の駅に到着している。
(トイレェ…………??)
降りたことがない駅であったが、すぐに見つけることができた。
(まず太腿ォ……スカート脱いじゃおゥゥゥ………)
個室に入り、ティッシュを取り出すと、一番に脱ぐ。
(なァにこの液ィィィ??………凄い匂ォい!!)
腿の付け根から膝まで汚した液の始末をしながら、異臭に清楚な美貌をしかめていた。
(後はスカートォ………ヤァァァッ、ベトベトォォォ!!)
登校するにも帰宅するにも、着替えを持って来ているはずもなく、ティッシュで拭き取り、身につけるしかない。
(もうゥッ、なんでこんな液《もの》ォ………鞠恵に射精《かけ》ちゃう訳ェェェッ??)
ティッシュ越しにも、その液に細く柔らかな指が汚されるような気がしていた。
…………………………
「鞠恵ェ、なんで休んじゃってた訳ェ、昨日ォゥ??」
翌日に登校するなり、亜美が聞かれてしまう。
「遭っちゃったのよォ………亜美の言ってた、《押し付け痴漢》ゥゥゥ??」
初めての経験であった。
「ウゥワッ、ヤァァァねェ!!…………でもォ、休んじゃうゥ??」
K女子学院の中等部から親友の亜美には話そうと思う。
「言ってたでしょうゥ、亜美ィ??………ときたまァってェ………かけられちゃったのよォォォ!!」
小声になった。
「エェェェッ!!………それはァ………休んじゃうしかァ………ないわよねェェェ??」
亜美も小声になってくれ、自分の経験と照らし合わせているようだ。
「………そうゥ、夏だからァ、電車通学になっちゃってェ、2ヶ月位よね鞠恵ェ??………可愛い娘が目ェ、つけられちゃってェ………狙われちゃい出すのよォ……!!」
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