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280章:いつも勃起(お)っきくさせちゃってるゥッ!!
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280章:いつも勃起(お)っきくさせちゃってるゥッ!!
意外にも、岸本の悪癖は生徒には気づかれていない。
周りに男が多い場所では、好色な視線に若い娘たちは敏感であった。
が、周りが同じくらいの歳の娘ばかりの通学路、校内では、全く気に止めなくなってしまうからである。
…………………………
百合華は、夏休みに入ってからも登校していた。
いくつかの教室が、受験勉強のために夏休み中、解放されている。
この頃はエアコンを備えた教室が多いが、私学であるK女学院高等部もその例にもれず快適であった。
(遅くなっちゃったァ………)
百合華は二年生であるが、校内の大学受験の推薦資格を取るため、時々、遅くまで粘る。
(舞子ォ、帰っちゃったしィ…………)
9時をまわっており、同じ教室に人影も無くなり、帰宅することにした。
(ヤァァァンッ!!教室の鍵ィ……………また百合華ァ………!!)
一番最後の利用者が、教室に鍵を掛け、警備員室に鍵を返しに行く規則がある。
(おとといもよォ………!!)
このところ、しばしば、百合華が返しに行く羽目になっていた。
(なんかァ…………あの警備員さんエッチィ………)
返しに行く度、薄々、岸本の性欲に気づいている。
(スッゴクゥ、エッチな目ェェェ………!!)
あからさまに生脚の腿や、ブラウスを突き破りそうな乳房の盛り上がりを舐め見られていた。
(まあァ、遅くまで働いてくれてるんだしィ………)
警備員室に向かいながら、襟元のリボン・ネクタイを確認する。
(襟元開けてるとォ…………覗き込まれちゃうゥ………)
夏休み中であるから、一度、襟元を開けたまま警備員室に行き、乳房の谷間を覗き込まれていた。
(あのときのエッチな顔ォォォッ!!)
ヨダレを啜りこむ欲情した岸本の顔が浮かぶ。
(あの警備員さんヤなことォ…………顔に出ないようにィ………)
喉が乾いていた。
…………………………
「今晩はァ、鍵ィ、お返ししまァす………」
警備員室に着き、右手で鍵を返しながらも、思わず腿を閉じ、左手でミニスカートの裾を下に引っ張る。
「ヤァ、遅くまで頑張るねェ!!」
やはり舐め見られた。
「アッ、あのォゥ、表の自販機ィ………??」
いつも帰り際に冷たい紅茶かミネラルウォーターを買って飲むが、故障中の貼り紙がしてある。
「ああ、あれ、故障中………いつも買って飲むんだねェ………喉、乾いてるなら…………これどうぞ!!」
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