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278章:この液がァ、男の人の液なのォォォ??
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278章:この液がァ、男の人の液なのォォォ??
男が行う性欲の自己処理について、百合華は知識としては知っている。
「ソッ、そのォ、性的に興奮しちゃってェ……………男性器(あれ)ェ、勃起(お)っきくなっちゃってェ………??」
目の前の塀にベットリ付着したものといまいち結びつかなかった。
「…………そうゥ、オナニィしちゃってェ…………こんな精液(の)ォイッパイィ…………射精(だ)しちゃってるのよォォォ…………ッ!!」
指をさす舞子の顔が嫌悪で一杯になる。
(オナニィ、しちゃってェ、ダしちゃうゥ??)
「コッ、これェ、ってェ……………セッ、セイエキィィィ??」
具体的な性の知識がないので聞いてしまう。
「そうゥ、凄い匂いでしょうゥ…………この匂いで精液ってェ、丸わかりィィィッ!!」
百合華と違い電車通学の舞子は、精液の実物を知っていた。
(舞子ォ、たまに液ィ、かけられちゃったァ、ってェ……………コッ、このセイエキィ??)
男の液の気味悪さに絶句してしまい、ブラウスの下の張り詰めた乳房を震わせる。
(でもォ、なんでェ………??)
女子校とはいえ、体育や授業を覗いた男が、どうして性的に興奮するか分からなかった。
「体育とかァ………授業でェ、そんな興奮ゥ、しちゃうゥ??体育ゥ、今どきブルマァ、珍しいけどォ…………??」
口に出してしまう。
「なァに言ってるのよォ……………制服だけで興奮ゥ、しちゃうものなのよォッ!!おまけに体育ゥ、お尻の形とかァ、女の子のボディラインゥ…………クッキリ出まくりじゃなァいィィィッ!!」
舞子はもどかしそうだった。
「ッ!!そうなのォォォッ??」
反らしていた目を、塀を汚している液に戻す。
(そんなのでェ、興奮してェ…………こんなにイッパイィ…………射精《だ》しちゃうのォ…………??)
さっきの授業中に覚えた感覚を、再び感じさせられた。
(ッ!!性器《だいじなとこ》ォ、熱くなっちゃってるゥゥゥ…………)
「百合華ァ、初めて見ちゃったんだァ…………男はねェ、精液(こんなの)毎日射精(だ)しちゃってるのよォ…………オナニィしてェ………」
舞子に断言されると慄然となってしまう。
「帰ろうよ舞子ォ、気持ち悪くなっちゃったァァァ………」
また、ブラウスを大きく持ち上げている乳房が震えた。
「そうよねェ、それにしても警備員さんゥ…………気付かないのかなァァァ…………」
二人共、その警備員が塀を汚したことは想像もつかない。
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